二十四歳という若さで赤坂の老舗料亭の料理長に抜擢された日本料理「神谷」の主人神谷昌孝。当時から一貫して志してきたのは、お客様に心から美味しいと言っていただき、喜んでいただける料理を作ることと、「真心の味」を大切にすることです。
そのために、日本料理の技術を究めることはもちろん、和洋中問わず最新の料理の潮流にも常に関心をもち、世界中を食べ歩き、そこで得た知識や知見を一碗、一皿に取り入れ、神谷の味を磨き込んできました。
神谷でお出しする料理は寿司や蕎麦を組み合わせた
「懐石くずし」です。
師匠である竹内哲恭氏(魯山人の伝説の名店「星岡茶寮」の料理人)の厳しい修行で身につけた日本料理の基本をしっかり守り抜きながら、それが納得できるものならば洋食や中華の食材や調理法も積極的に用いるなど、「美味しい」を追求して辿り着いたのがこの「懐石くずし」です。
懐石で用いられる伝統の技法や流儀を誰よりも大事にしながら、寿司や蕎麦をコースに組み込んだのは、「料亭の味を気軽に楽しんで欲しい」という永年の想いを実現するためでした。
こうして構築した神谷ならではの「懐石くずし」は、各界の著名人から愛され、また、かつての本店であった「乃木坂神谷」は閉店に至るまでミシュランの星を獲得し続けたのをはじめ、料理界でも高い評価をいただいてまいりました。
愛知県幡豆群豆町(現在の西尾市)に生まれる。
15歳で料理の道に進み、名古屋の料亭旅館「千歳櫻」で修行。
その後、京都「もりぐち」、名古屋「葵壮」、東京赤坂「もみじ」と
数々の名店で腕を振るい、料亭「きくみ」で料理長を24歳で勤めている間は、
師匠である「三喜」の竹内敬恭氏に毎週指導してもらう。
そして41歳で独立後、東京を中心に多数の日本料理店を手がける。
また、近年では専門学校の講師や、テレビをはじめとするメディアへの出演も多く、
「日本料理界の重鎮」として知られる。
店舗
- 1992
- 東京新宿にそば処「竹がみ」*1998年に赤坂へ移転
- 1998.7
- そば割烹「赤坂たけがみ」
- 1995.6
- 乃木坂「神谷」
- 2004.10
- 銀座交詢ビル「日本料理 銀座神谷」*2020.4閉店
- 2004.10
- 東京駅そば処「一轍そば たけがみ」*2020.11閉店
- 2016.3
- 名古屋セントラルガーデン *2021.4閉店
- 2018.3
- 東京ミッドタウン日比谷「そば処 そばがみ」
メディア・その他
TV 「ぐるぐるナインティナイン」
TV 「レシピの女王」
TV 「ヒルナンデス」
TV 「得する人損する人」
TV 「でんじろうのTHE実験」
本 「日本のグラン・シェフ」
本 「家庭画報」
梅窓院文化講演会出演
辻調理師学校講師
など
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料理の鉄人メンバーと。神谷は中華・フレンチ・イタリアン、どんなジャンルでも融合し今までにない日本料理を取り入れます。
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神谷と大変親しい道場六三郎さんは、90歳を迎えても、料理に対して追求心が劣えることはない。お客様を大切に第一にという精神は神谷も同様です。
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Paris Four Seasons Hotel,George V Paris パリ5つ星のホテル、クリスチャン・ル・スケールシェフは来日の際、当店にお越し下さいました。2019年には神谷がパリに訪れ再会をしました。
東京誠心調理師専門学校の生徒さんと。
神谷が特別講師を務めたもの。
未来の料理人達と
- 会社名
- 株式会社竹がみ
- 所在地
- 東京都渋谷区広尾 4-1-27 C602
- 役員
- 代表取締役 神谷昌孝